このページでは、このサイトの作者が撮影した写真のみを使用しているため、装備の写真全てを掲載できません。また、他ページと同じ写真を使用しているものもあります。
ここで扱っている装備は、現在は使用されていないものも含みます。
2006.11.3 UH-60Jの画像を追加。
戦闘機・攻撃機
F-15J/DJ ・F-15DJアグレッサー
F-4EJ改
F-2 ・XF-2
F-1
多用途機ほか
U-4
U-125
T-400
EC-1
T-4 ・T-4ブルーインパルス
T-2 ・T-2CCV ・T-2ブルーインパルス
T-3
T-1
B-65
YS-11
T-33A
MU-2
E-2C
E-767AWACS
各種装備品等
ペトリオット
M167VADS
移動式TACAN
航空総隊
航空団・飛行隊
F-15J/DJ ・F-15DJアグレッサー
F-4EJ改
F-2 ・XF-2
F-1
ブルーインパルス
T-2
T-4
総隊司令部飛行隊
T-4
T-33A
EC-1
B-65
YS-11
航空支援集団
輸送航空隊
C-1
C-130
U-4
特別航空輸送隊
B-747-47C
航空救難団
MU-2
U-125
KV-107
UH-60J
CH-47J
飛行点検隊
U-125
YS-11
警戒航空隊
E-2C
E-767AWACS
アメリカ・マクダネルダグラス社によって開発され、三菱重工業でライセンス生産された制空戦闘機。プラット&ホイットニー社製(石川島播磨重工業ライセンス生産)のF-100ターボファンエンジン2発を搭載し、最高速度
M 2.5を出すことができる。速度性能・運動能力・攻撃のための火器管制装置の能力など、どれをとっても最高レベルであり、総合的に世界最強の戦闘機と言われている。
日本では、千歳・百里・小松・築城・新田原の各基地に主力戦闘機として実践配備され、通常の訓練のほか、国籍不明機に対処するため、F-4、F-1、F-2とともに1年365日24時間、対領空侵犯措置任務(アラート待機)についている。
第6航空団第306飛行隊(小松基地)所属 F-15J |
第2航空団第203飛行隊(千歳基地)所属 F-15DJ
宮崎県新田原(にゅうたばる)基地に所在する飛行教導隊は、航空総隊直属の部隊で、通称「アグレッサー」と呼ばれる。航空自衛隊のF-15パイロットのなかでもトップクラスの腕を持つ教官パイロットからなり、各基地の実戦部隊に巡回指導を行っている。また毎年行われる航空総隊主催の「戦技競技会」では空中戦の敵役を務めることでも知られる。
航空総隊飛行教導隊(アグレッサー。新田原基地)所属 F-15DJ |
現在空自で使用されているF-4は、電子機器などを改良したEJ改が主流である。なお耐用年数に達する機体が増えてきたため、順次F-15への機種変更が行われている。これにともなって、やはり古くなったF-1の後継として小松から三沢に移転したF-4EJ改は、対地攻撃も得意とする支援戦闘機として使用されている。しかしこれもいずれはF-2に代わる予定。現在F-4を実戦配備しているのは、三沢と那覇のみ。
第3航空団第8飛行隊(三沢基地)所属 F-4EJ改 |
第3航空団第8飛行隊(三沢基地)所属 F-4EJ改(F-2と同じ支援戦闘機塗装)
RF-4Eは、F-4EJ・EJ改を改造して偵察機にしたもの。燃料タンクや攻撃装備を外して、各種カメラを装備している。撮影を行うとただちに帰投し、現像してから判読員と呼ばれる隊員が必要な写真を選別・作成する。現像施設は現在、唯一この部隊が所在する百里基地にしかない。
航空自衛隊の偵察機は、震災や火山噴火などの災害にしばしば出動して、情報収集を行う。有珠山2000年噴火では、ほぼ毎日火口周辺の撮影を行い、断層や火口の様子を捉えた写真を災害対策本部に提供した。
偵察航空隊第501飛行隊(百里基地)所属 RF-4E |
F-1の後継機種として、日米共同で開発された支援戦闘機であり、F-16をベースにして、主翼面積の増大、日本製電子機器の搭載などの改造をしている。ちなみに開発中の名を「FSX(次期支援戦闘機)」、飛行試験中の機体(4機製造された)を「XF-2」と呼び、実戦配備されて晴れて「F-2」となった。現在、F-1、T-2との入れ替えを行っており、2002年4月現在、三沢基地(実戦部隊として)・松島基地(教育部隊としてT-2の後継)に配備されている。4代目ブルーインパルス候補との風のうわさも(?)。
第3航空団第3飛行隊(三沢基地)所属 F-2
飛行開発実験団(岐阜基地)所属 XF-2試作機 1号機 | 同2号機 |
同3号機 |
三菱重工を中心として開発された国産の超音速練習機T-2を、支援戦闘機として改造したもの。F-1はT-2と異なり定員1名である。最大速度は M 1.6である。現在、順次F-2に交代しており、まもなく第一線から姿を消す。
第3航空団第3飛行隊(三沢基地)所属 F-1 |
川崎重工を中心として国産開発されたジェット輸送機。貨物や人員を輸送し、陸上自衛隊空挺部隊を輸送、降下させる機体としても知られる。見た目の割に軽快な運動性能を持つ。
第2輸送航空隊第402飛行隊(入間基地)所属 C-1 |
現在2機ある政府専用機は航空自衛隊が管理・運用している。パイロットはもちろん、客室乗務員も高倍率を勝ち抜いたエリートからなり、特に女性隊員にとって憧れの職種なのだそうだ。要人輸送の祭、2機とも出動し、2番機は予備機として、1番機の約30分遅れで後を追う。
特別航空輸送隊第701飛行隊(千歳基地)所属 B-747-47C政府専用機 | 羽田R/W16Lからジャカルタへ向けて離陸する政府専用機 |
羽田で要人を乗せる政府専用機 | 橋本首相(当時)が乗り込むところ |
ガルフストリームWを使用している。あまり公表されてはいないが、アメリカ本土まで無給油でいけるという噂もある。現在、第2輸送航空隊と総隊司令部飛行隊に配備されている。
第2輸送航空隊第402飛行隊(入間基地)所属 U-4 2号機 |
リヤジェットを使用しており、飛行点検機は航空保安設備の点検を行い、救難捜索機は遭難者の発見と救難ヘリの誘導にあたる。このため赤外線暗視装置を装備し、全天候での運用が可能となっている。飛行機を外で眺めていても騒音が非常に小さいのが特徴。
飛行点検隊(入間基地)所属 U-125(海上自衛隊下総航空基地祭にて) | 航空救難団小松救難隊所属 U-125 |
おもに輸送機の操縦教育課程で使用されている。
第3輸送航空隊第41飛行隊(美保基地)所属 T-400
総隊司令部飛行隊電子支援隊(入間基地)所属 EC-1 | 入間R/W35にアプローチするEC-1 |
川崎重工によって開発された国産の亜音速練習機である。T-33AやT-1の後継機種となる。推力重量比が大きく、翼面荷重が小さいので極めて高い運動性能を誇る。そのためブルーインパルスの3代目使用機にも選ばれた。練習機、ブルーインパルスのほか、各戦闘機部隊にも連絡機として配備されている。
総隊司令部飛行隊(入間基地)所属 T-4 |
T-4ブルーインパルス(岐阜基地にて) | 1番機〜4番機によるファンブレイク |
ワイドデルタ隊形のT-4ブルーインパルス |
三菱重工によって製作された国産初の超音速ジェット機である。練習機として使われたほか、支援戦闘機(F-1)にも改造された(改造実験機FS-T2は飛行開発実験団に在籍している)。2代目ブルーインパルスにも使用された。T-2は高速性能を重視したためアクロバットには不向きな機体であるが、美しい矢のような機体はファンを魅了し、見た目のシャープさとスピード感あふれる演技を特長とした。現在、耐用年数に達する機体が増え始め、順次F-2に交代しつつある。
飛行開発実験団(岐阜基地)所属 T-2 |
飛行開発実験団(岐阜基地)所属 T-2CCV |
T-2ブルーインパルス |
航空自衛隊の学生が初めて操縦する機体である。将来は海上自衛隊と同じT-5に移行することになる。
飛行開発実験団(岐阜基地)所属 T-3 |
航空自衛隊の学生が、T-3での課程を修了した後に乗るジェット機である。まもなく高性能のT-4へ使用機種を移行する。
連絡機として使用されたビーチクラフトの機体である。現在はすでに全機退役している。
日本が世界に誇るベストセラー旅客機YS-11を、航空自衛隊では2002年4月現在でも様々な用途で使用している。
第2輸送航空隊第402飛行隊(入間基地)所属 YS-11PC輸送機 |
飛行点検隊(入間基地)所属 YS-11 |
総隊司令部飛行隊(入間基地)所属 YS-11E |
ジェット軍用機創世紀の頃の飛行機を、数年前まで連絡機・練習機として使用していた。少しずつT-4に移行していたが、入間基地近くでの墜落事故により全機用途廃止となった。
総隊司令部飛行隊(入間基地)所属 T-33A | 航空自衛隊40周年記念塗装機 |
地上にあるレーダーでは、低空で侵入する航空機を発見できにくい。昭和51年9月の、Mig-25の函館空港強行着陸事件はこの盲点をつかれて発生した。そこで「レーダーを空に上げる」ことで防空能力を高めるため、昭和58年にE-2Cが導入された。
警戒航空隊第601飛行隊第1飛行班(三沢基地)所属 E-2C
E-2Cよりもさらに高い性能を有する機体。レーダーで航空機を監視するだけでなく、航空機の管制・誘導や、無線の中継局としても使用できる。
警戒航空隊第601飛行隊第2飛行班(浜松基地)所属E-767AWACS(千歳基地航空祭にて) |
遭難者をいち早く発見し、救難ヘリの誘導や援助物資投下などの任務にあたる。現在はほとんどがU-125に機種変更している。
航空救難団百里救難隊所属 MU-2(入間基地にて) |
通称「バートル」と呼ばれる救難ヘリコプター。現在はほとんどがUH-60Jに移行している。
航空救難団小牧救難教育隊所属 KV-107(岐阜基地にて) |
赤外線センサーなどを装備して全天候での任務が可能となっているハイテクヘリである。救難隊のおもな任務は戦闘機から脱出したパイロットを救出することであるが、日本では平常時、海難事故、山岳遭難などがメインである。警察や民間ヘリが出動できない悪条件下で災害派遣として出動する。このため救難員などの鍛え方は半端ではない。
航空救難団小松救難隊所属 UH-60J |
通称「チヌーク」と呼ばれる迷彩色のタンデムヘリ。日本で最大のヘリである。機内に荷物を収容するだけでなく、機外にもフックがあり端末空輸が可能である。通常はレーダーサイトなどへの物資・人員輸送を主任務とするが、山火事消火などにも出動する。
航空救難団三沢ヘリコプター空輸隊所属 CH-47J
おもに航空機を迎撃するためのミサイルで、指揮車・レーダー装置・電源車・発射装置(写真)の4台で1セットである。以前の「ナイキJ」地対空ミサイルの後継機種。
バルカン砲防空システム(Vulcan Air Defence System)。6砲身から毎分1000〜3000発発射する。操作員は2名。
TACANとは戦術航法支援システムのことで、要するに航空機を誘導する電波を発射するもの。VOR/DMEのようなもの。移動式のものは、最近では長野オリンピックでブルーインパルスが飛行するために、開会式場の脇に設置された。